[企業経営、商店街・まちづくりのアドバイザー]
「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。
1月22日(月)の大雪で首都高速はじめ、公共交通機関に大きな影響があった東京都。その後も大寒波が続く中、1月27日(土)に目黒中小診断士会は平成30年視察会を実施しました。今回の視察会は、碑文谷を散策(約5km)して目黒区の自然・歴史・経済に触れる見どころが満載のコースで、立会川緑道沿いの円融寺→碑文谷八幡宮→すずめのお宿緑地公園→イオンスタイル碑文谷店→碑文谷公園→学芸大学商店街がゴールです。
まず、東急目黒線西小山駅をスタートし、碑文谷八幡宮に続いている約1kmの立会川緑道へ向かいます。川の上に蓋をした緑道はアイスバーンになった雪が沢山残っており、ツルツルとすべりながら足元に注意しながら進みました。
最初の見どころは立会川緑道沿い円融寺です。都内で2番目に古い木造建築の釈迦堂があり建立は室町初期といわれています。円融寺の立派な境内と歴史を堪能した一行は、碑文谷八幡宮へ進みます。碑文谷八幡宮には、碑文谷の地名の起こりとなった碑文石を保存しており、今年の発展を祈って初詣をしました。
続いて向かったすずめのお宿緑地公園は、江戸時代に盛んであった筍栽培の名残りか、公園内には手入れの行き届いた立派な竹林があります。「たけのこ取らないでね!」の看板に一行は微笑みながら公園を散策して、雪化粧の竹林の写真をパチリ。この竹林は昭和のはじめ、多数のすずめが寝床にしていたため、「すずめのお宿」と呼ばれるようになったそうです。
そして、目黒の商業を見学するためイオンスタイル碑文谷店へ向かいます。同店の前身ダイエー碑文谷店を2016年にイオンスタイル碑文谷店へ改装した店舗です。多階層の同店は、従来のフロア毎の商品展開を商品別ではなく、生活シーンや目的別に展開した日本初の店舗。木調の什器をたくさん使用した店内は落ち着いた雰囲気で、カフェ併設のイートインコーナーや、お酒売場のインストアバー、くつろげるソファーを配置するなど、ゆったりと時間を楽しめる魅力が盛りだくさん。思わずワインコーナーへふらりと立ち寄る誘惑を断ち切り全館を視察しました。時代に合った店舗に生まれ変わった同店は、買物だけではなくあらゆる世代の「憩いの場」として、沢山のお客さまで賑わっていました。
さらに、一行は碑文谷公園へと進みます。公園内にはボート場のある池があり、池の中心にある島には厳島神社に参拝しました。都内を散策しているとは思えない静かでゆったりした時間と空間で、目黒の歴史と自然を満喫しました。
最後に訪れた学芸大学商店街は昔ながらの商店街で歩行者がいっぱい。自動車が入れない道路なので、歩行者、自転車が安心してゆっくりと買い物を楽しめます。
そして、ゴールの東急東横線、学芸大学駅に到着。約5kmの行程は、あっという間の2時間で、目黒区の歴史・自然・経済を十二分に堪能できる散策コースでした。みなさまにもおすすめできるコースですので、機会があればいかがでしょうか。
学芸大学駅で解散した一行は、電車で中目黒駅まで移動し、中華料理「幸楽」で新年会を開催し、目黒中小診断士会の今年の活動、発展にむけて一致団結した次第です。
(めぐろ診断士会 本郷 誠二)
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