[企業経営、商店街・まちづくりのアドバイザー]
「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。
目黒川の桜が芽吹き始めた平成31年3月23日(土)、NPO法人目黒中小企業診断士会では、本年度の下期研修会を実施いたしました。「伴走支援に役立つコーチングスキル」をテーマに、講師は「コクリエイション ジャパン」の代表であり、「中小企業診断士・NLPマスタープラクティショナー・アドラー流チームフロー認定コーチ」として、コンサルティング・研修業務を実施しておられる米山淳子先生をお招きしました。
コーチングとは、狭義においてはたびたびティーチングとの比較で語られることがあります。目的は対象者のスキルやモチベーションアップ、ということに両者変わりはありませんが、その手段として物事を教えることに重点を置くティーチングとは異なり、対象者の熟練度に応じたコミュニケーションに重点を置くことがコーチングの特徴です。さらに米山先生によると、広義でとらえたコーチングとは、「クライアント(関わる人)の想いをかたちにすること」であり、これはまさにコンサルティング業務の本質と言えます。
コーチングスキルの習得にあたっては対話をはじめとしたコミュニケーションが欠かせないため、座学だけではなくグループワークを交えた、より実践的な研修プログラムが組まれました。例えば、「Yes, and~」と「Yes, but~」のコミュニケーションの違いから、受け手の感じ方を体験する等、学習と実践の繰り返しにより、コーチングの本質を体感的に学ぶことができました。
日々様々なバックグラウンドを持つ経営者や企業担当者をクライアントとしている私たち中小企業診断士にとって、クライアント業界やコンサルティングテーマにおける専門知識や経験だけでなく、コミュニケーションスキルとしてのコーチング習得の重要性を認識することができる研修会となりました。
(藤原 啓志)
研修後の集合写真
前のページに戻る >>