[企業経営、商店街・まちづくりのアドバイザー]
「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。
NPO法人目黒中小企業診断士会では、令和6年9月7日(土)に目黒区内にある田道住区センターにて上期研修会を開催しました。
今回は「kintoneアプリを使った中小企業の業務効率化」をテーマに、kintoneの活用に詳しい岩立誠先生にご登壇いただきました。
「kintone」は、東京協会や城南支部でも活用されていますので、名前はご存じと思いますが、サイボウズ社が提供している、ノーコード(プログラミング無し)で業務のシステム化や効率化を実現するアプリを作ることができるクラウドサービスです。
具体的に言いますと、入力フォームを作成し、その入力フォーム(入力画面)に入力されたデータを集計したり、一覧化することが簡単にできたり、日報や経費等の申請、稟議(決裁)等のワークフロー(業務フロー)を電子化することなどができます。
岩立先生は、診断士として独立される前に、企業の本社部門で経営企画や人事などの業務に携われたこともあり、組織における「しくみ」づくりや運用・改善支援を得意とされ、kintoneの活用において、その経験が生かされていると実感しました。
研修会は、会場参加のみで開催され、36名が参加されました。本研修会を通じてkintoneの概要や活用方法、作成方法などをより理解して、中小企業で業務効率化のために活用することなどを目的に多くの方が参加されました。
なお、参加者はkintoneを使用したことはあるが、kintoneアプリを作成したことはないという方が大半でした。
講演の前半で、kintoneとはどのようなものか、特徴などを分かりやすく説明していただき、実際にどのような場面で活用できるのか事例もあげていただきました。中小企業の業務を見た際、どのような場面で活用できるのか、イメージすることができました。講演の後半では、kintoneアプリの作成方法を実演しながら、説明していただきました。
kintoneアプリを作成する際、まず業務フローを明確にすること、という説明もあり、中小企業で業務効率化をする際、業務フローの明確化(見直し)のアドバイスとあわせてkintone活用という引き出しを持っていると、有効であるとあらためて認識しました。
講演後は活発な質疑応答もあり、盛況のうちに研修会は終了しました。
研修会後は26名の方が懇親会にも参加され、岩立先生から直接、お話を伺える機会もあり、とても有意義な研修会となりました。
(中村 博文)
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