[企業経営、商店街・まちづくりのアドバイザー]
「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。
NPO法人 目黒中小企業診断士会では、平成29年9月9日(土)に(一社)東京都中小企業診断士協会の星野 裕二先生をお招きし“経営力向上計画 ~A4判 2枚で「稼ぐ力」を計画する~”をテーマに研修会を開催しました。
2016年7月1日に「中小企業等経営強化法」が施行されました。もともとは経営革新計画の根拠法である「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」が、名称とともにその内容が改訂されました。この法律で新たに規定された「経営力向上計画」について行われました。
中小企業等経営強化とは中小企業の「稼ぐ力」を強化することを意味しています。そして「経営力向上計画」は、中小事業者は、経営力向上にかかわる優良事例の指針に沿って経営力向上計画を作成し、管轄する大臣に認定されれば、固定資産税の軽減、金融機関などから低利融資、補助金の優先採択などの措置を受けられます。
研修では、中小企業等経営強化法に基づいた経営力向上計画の概要、経営革新計画との比較によるメリット、実際の計画書の作成についての詳しい説明、診断士としての活用の仕方のお話しが行われました。
経営力向上計画は、A4判2枚程度の申請で、経営革新計画に比べてかなりハードルが下がっています。より多くの事業者が経営力の向上を図るきっかけになるのではないでしょうか。また、診断士としても経営力向上計画に関与することで、支援の力や稼ぐ力を向上させる研修会になりました。
(川崎 佳朗)
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