[企業経営、商店街・まちづくりのアドバイザー]
「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。
NPO法人 目黒中小企業診断士会(通称:めぐろ診断士会)では、2015年1月10日(土)、平成27年視察会として、2014年11月22日にオープンした商業施設「グランツリー武蔵小杉」を訪問しました。
今回の訪問先は目黒区から多摩川を渡ってすぐのところ。参加した会員は武蔵小杉駅前に集結、早速徒歩4分のグランツリーへ向かいました。近年、再開発の進展が著しく人気(SUUMO住みたい街ランキング2014全国9位・神奈川2位)の街はきれいに整備され、3連休の初日とあって人通りも多く賑わいを見せていました。
グランツリー武蔵小杉は、セブン&アイホールディングスが開業した37,000m²の店舗面積を誇る巨大ショッピングモールで、「愛」をテーマに約160の店舗が1階から4階まで集積しています。
我々はまず、見どころの一つである屋上の「ぐらんぐりんガーデン」に向かいました。4,300m²あるこの屋上庭園は商業施設の屋上にある庭園としては日本最大級というだけあり、普通の運動公園がまるごと乗っかったようなもので、豊富な緑の中を大勢の子供たちが走り回る様子はまるで地上にいるのと変わらない感覚を覚えました。快晴の空を背景にタワーマンションが林立する風景は成長する街の勢いを感じさせ、すがすがしいものがありました。
写真撮影の後、小グループに分かれて各階の店舗を見て回りました。この施設のメインターゲットは「子育てにも仕事にも一生懸命なハンサムウーマンとそのファミリー」であり、客層は共働きらしき30代~40代の夫婦が目につきました。また、ベビーカーの多さも特徴的と感じました。
もう一つの見どころは店内吹き抜けを14mの高さから流れ落ちる水のオブジェ「AQUA DROP」です。音と光の変化ある演出はしばし時を忘れて見入ってしまうものでした。
全館を回ってみて感じることは、余裕ある空間と店舗配置、そしてターゲット層にふさわしい質の高い生活スタイル提案と利便性への配慮でした。話によると、戦略的にイトーヨーカ堂色を消すため施設の内外ともに鳩のマークの露出を一切していないそうです。確かに、スーパーマーケットと思えない仕上がりで、新基軸への意欲が伝わってくるようでした。新年の視察にふさわしい刺激を受けることができ、良かったと思います。
視察後は、中目黒にて新年会を開催し、今年の活動に向け皆で英気を養いました。
(めぐろ診断士会 橋本 良一)
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