[企業経営、商店街・まちづくりのアドバイザー]
「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。
めぐろ診断士会では、毎年、視察会を開催しており、今回は、2011年3月にオープンした二子玉川ライズ S.C.を視察しました。当該S.C.は二子玉川再開発事業の一環として建設され、今後、ホテルやシネマコンプレックスなども建設されます。
視察した日は、前日に東京に雪が降り、当日も雨交じりの肌寒い日でした。玉川高島屋と共同で割引セールを行っていましたが、天候のせいかやや人出は少なかったです。
昭和44年に日本初の郊外型デパートとして玉川高島屋S・Cがオープンし、長らく二子玉川の商圏は、玉川高島屋が独占していましたが、今回の二子玉川ライズの開業で、駅前の人の流れが変わりました。玉川高島屋の客層は、40~50代に対し、当S.C.は、30代後半でした。
品揃えは高島屋がブランド品などの高級品に対し、当S.C.は、ニューファミリー層向けのカジュアル品でした。衣料品は棲み分けがなされていますが、地下の食料品はややバッティグしているようです。
国道246の地下で高島屋と当S.C.はお互いに繋がっており、人の往来は多かったです。ベビーカーを押したママドルも多く見かけました。通路は幅が広く取ってあり、ベビーカーがすれ違うにも十分な広さを確保してありました。
施設は5つに大きく分かれていますが、自分らしさが広がる場所、毎日の生活を楽しく豊かにする衣料品、雑貨、物販などが中心となっていました。
最大の見ものは、地下にある食料品売り場のFoodshowです。広大な面積に、スーパーが2つTokyu Storeと成城石井が入っており、食紀行、和洋菓子、惣菜、ザ・グルメパントリーのゾーンに分かれていました。ワイン店と酒屋にはカウンターでお酒が飲めるようになっていました。ワイン店では隣接する、生ハム屋で買った品物をつまみとして持ち込めるようになっていました。食料品フロアで購入した商品は、当日中に自宅まで配達するサービスも行っていました。
(めぐろ診断士会 谷口 優)
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